カヌーの起源は、ポリネシアやイヌイットの人々が、移動手段として使っていた舟と考えられています。
古代から移動手段として用いられていたカヌーがスポーツ競技として楽しまれるようになったのは、1866年のイギリスといわれています。その後、1936年に開催されたベルリンオリンピックから、カヌーは正式種目となりました。
現在、オリンピックで競われるカヌー種目は、流れのない湖や川で速さを競う「フラットウォーターレーシング」と、急流に設置されたゲートをクリアし速さを競う「スラローム」があります。
フラットウォーターレーシングの種目には、一人乗り(シングル)、二人乗り(ペア)、四人乗り(フォア)があり、それぞれ500mと1000mの2種類の距離があります。 一方のスラロームは、一人乗り(シングル)、二人乗り(ペア)の種目があります。
その他、カヌー競技は激流を下る速さを競う「ワイルドウォーターレーシング」や、ボールを使って得点を競う「カヌーポロ」、激流を下る速さを競う「ワイルドウォーターレーシング」などがあります。
カヌー競技は様々で、競技の数だけカヌーの種類もあるのです。
一般に「カヌー」と呼ばれているものは、おおまかに次のように分けられます。
(1)オープンデッキ・カヌー
オープンデッキ・カヌーとは、デッキ部分(舟の上部をおおう部分)がなく、ボートのように大きく開いているものを言います。 多くの荷物が積めるという利点があります。
オープンデッキ・カヌーの代表的なものとして、カナディアンカヌーがあげられます。カヌーをこぐために使われるブレードと呼ばれるカイの、パドルと呼ばれる水をかく部分が片方だけについているものを、シングルブレードパドルといいます。このシングルブレード・パドルを使用するものを「カヌー」と呼んでいます。
(2) クローズドデッキ・カヌー
クローズドデッキ・カヌーとは、デッキ部分に乗り込むための穴が開いているタイプです。ブレードが両側についている、ダブルブレード・パドルを使用するタイプを「カヤック」と呼んでいます。